◆葬儀費用
まず、広告などでよく見る『○○セット(プラン)』などの表現で記されているものは、これらのセット(プラン)に含まれているものだけで葬儀が行えるものではありませんし、葬儀に必要な総額ではありません。
また、セットにして割安にしてあるわけでもありません。
葬儀社の中には基本セット(プラン)の中で必要のないものを必要なものに変更させてくれる場合もありますので相談してみるのも良いでしょう。
葬儀費用の項目(あくまでも一例です。何を入れ、何を入れないかなどは様々です。また、セットやプランを組んでいない葬儀社もあります。)
●基本セット(プラン)
・祭壇・祭壇花・導師用具・棺・納棺用品・骨壺・壺覆い・位牌・写真・額・門前梼・庭・大看板・・案内看板焼香用具・室内幕・水引幕・装飾幕・枕飾り・後飾り・ドライアイス・会葬礼状・盛り菓子・喪章・案内表示・照明・放送器具・受付帳面類・受付備品・係り用品・スタッフ(設営撤去/納棺/進行/司会/宰領)・諸手続代行
●オプション
・遺体安置料・テント
この他、季節や会場によってはストーブが必要になることなどもあるでしょう。
また、基本セット(プラン)に含まれているもので、セット(プラン)より多く用意する場合もオプションとして追加されます。
例えば、セット(プラン)では会葬礼状が30枚ですが、もう少し会葬者が来るかも知れないので事前に20枚を頼むとすればオプションで会葬礼状20枚となります。
●式場費用
・式場使用料
式場によっては使用料の他に式場光熱費や式場に設営されているフリードリンク代金などを精算時に請求されて見積より請求金額が高くなる事もありますので、事前に確認が必要でしょう
●宗教家
・読経料(枕経・通夜・葬儀・還骨法要・初七日)
・戒名(法名)料
・お車代
●火葬場費用
・火葬料・待合室使用料
●車両費
・寝台車・霊柩車・マイクロバス・ハイヤー
●心付
・民間火葬場・霊柩寝台車・バス
一部民間業者では必要です。
しかし、その他のスタッフへの心付けは『渡す側の気持ち』であって要求されるものではないと思われます。
●飲食費
・通夜ぶるまい・精進落とし・朝食・宗教家・お手伝い・お飲み物・火葬場での飲食
●返礼品
・通夜返し・会葬御礼品・香典返し・初七日返し
◆見積書を見る時の注意点
葬儀費用は、一切合切の総額と各品目のレベルとで判断するべきものです。
全体の予算から、順に必要な項目の金額を差し引いて考えるのが良いでしょう。
費用を減らすには会葬者を減らすか、個々の品目のレベルを下げるか、必要でないと思うものを削るかです。
*見積書に何が含まれていて、何が含まれていないかを確認します。
御布施以外の全てが入っているか聞いてみましょう。
上記項目を参考にして必要な項目を選び、見積書の中にその項目が含まれていなければ、その額も聞いて計算に入れましょう。
*『葬儀一式』や『○○セット(プラン)』の合計金額とその内容しか書いていない場合は、内容の個別の料金を出してもらいましょう。
また、数量があるもので、単価が書いていない場合は単価を書いてもらいましょう。
合計金額の記載がない場合は合計金額を書いてもらいましょう。
*会葬者の予定人数が妥当かどうかを判断しましょう。
葬儀費用は会場から返礼品、料理まで、会葬者に関わる人数によって変化します。
葬儀社は長年の経験で正しいアドバイスをしてくれる事が多いでしょうが、多すぎたり少なすぎたりする見積になっていないか疑いましょう。
*見積の各項目の価格ランクが自分たちの望むレベルに達しているかどうか確認が必要です。
葬儀社が低いレベルで見積もっていると、後の打合せで費用がドンドン上がっていく場合もあります。
*祭壇のグレードは写真で確認する必要があります。
*返礼品やお料理は何であるかを確認し、自分の希望を伝えましょう。
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